硬化時間 | 120分以下 |
X線造影性 | 7mm Al 以上 |
pH | 11 - 13 |
パーティカルサイズ | ≦ 2μm |
溶解性 | < 3% |
膨張率 | 約0.092 ± 0.05% |
スピードガンを用いて材料を押し出してください。
①デンタルでは遠心に歯髄腔に近接するカリエス様透過像が確認できる。
問診より軽度の自発痛の既往はあったものの、各種歯髄診査においては正常範囲内の生活反応であった。
②麻酔下にて修復物とカリエスを除去したところ、髄角部の露髄を確認。2mm 程度歯髄を除去したところで正常範囲内と思われる止血を確認。マイクロスコープ下による視診により、歯髄は正常歯髄であり保存可能であると判断した。
③露髄面をバイオ シー リペアにて覆髄した。
④光重合型レジン強化グラスアイオノマーセメントにて裏層。充填用コンポジットレジンにて充填を行った。
⑤自覚症状なし。歯髄診では生活反応を示し、レントゲン上での異常所見も認められない。
今後も定期的に経過観察を行っていく。
①サイナストラクトはしばしば患歯から離れた位置に発現するので、特定のためにガッタパーチャを挿入して撮影する。第2大臼歯の分岐部にはパーフォレーションによる骨吸収像が認められた。
②パーフォレーション部の肉芽組織除去と止血後の根管内写真炎症組織や血液は、バイオセラミック材の硬化を妨げるため十分に止血する必要がある。
③近心根管中央付近までバイオ シー シーラーとガッタパーチャポイントで根管充填を行い、パーフォレーション部はブロック状のバイオ シー リペアで充填と封鎖を行った。
④バイオ シー リペアは金属製のインスツルメントからの器具離れが良いので細部への充填が行いやすい。
⑤根管充填直後のエックス線写真。
バイオ シー リペアによってパーフォレーション部は緊密に根管充填され、パテ状なので根管外への過剰な充填も認められない。
①抜髄後も痛みが消えないとの事で来院。
②近心頬側根管の近心側に穿孔を認め、穿孔部が骨縁下だったためバイオ シー リペアにて封鎖。
③封鎖後。
④バイオ シー シーラーを用い、根管充填。
⑤術後、穿孔部及び根管が緊密に充填されていることを確認。
①左上 4 番頬側根と左上 5 番に外科処置を行う。
②超音波チップによる逆根管形成。
③バイオ シー リペアを用いて逆根管充填を行う。
④バイオ シー リペア充填直後。その後縫合を行う。
⑤逆根管充填材の確認。